糸島市で糖尿病専門医が在籍するクリニックと言えば菊池内科医院

  • 〒819-1102
    福岡県糸島市高田1丁目9-16
医師紹介

医師紹介

院長 菊池洋平

院長 菊池洋平

経歴

2003年 久留米大学医学部 卒業

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定医
  • 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医

名誉院長 菊池正統

経歴

1975年 九州大学医学部 卒業

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定医
  • 日本糖尿病学会 功労学術評議員
  • 全国臨床糖尿病医会 会員
  • 福岡県臨床糖尿病医会 評議員
  • 福岡県 難病指定医

ドクターズインタビュー

1992年、名誉院長である菊池正統が糸島市で開院した菊池内科医院。以来、30年以上に渡って糖尿病の専門クリニックとして地域の糖尿病患者の診療を行ってきました。現在は、2代目院長で糖尿病専門医の資格を持つ菊池洋平を中心に、きめ細やかな診療を提供している同院。患者様のライフスタイルに寄り添った治療を心がけている菊池院長に、糖尿病治療への想いをインタビューしました。

まず、糖尿病とはどのような病気なのでしょうか?

糖尿病は、体内のインスリンが不足したり、働きが悪くなったりすることによって、慢性的に高血糖の状態になる病気です。自己免疫でインスリンが作れなくなる1型、生活習慣が主因の2型に分類されるのですが、日本人の糖尿病患者の9割が2型糖尿病と言われています。

糖尿病になると体に現れる症状を教えてください。

初期症状はほとんどありません。糖尿病が少しずつ進行していくと最初に現れることが多いのは多尿。そこから多飲や倦怠感、食べているのに痩せるといった異変が生じていきます。
また、糖尿病の3大合併症は「しめじ」といって、足の神経障害、目の合併症である網膜症、腎臓が悪くなる腎症の3つ。また、太い血管の動脈硬化によって、心筋梗塞や狭心症、脳卒中といった生命を脅かすような合併症が発生することも、糖尿病の恐ろしい点です。

糖尿病診療における患者様の「重症度」や「リスク」については、どのようにお考えですか?

当院では、すでに症状が進行している方の治療はもちろん、その手前にある「合併症予備軍」とも言えるハイリスクな患者様の治療に力を入れています。合併症が発症する前の段階で適切な管理を行って重症化を食い止めることが当院の大きな目標です。
自覚症状がない段階では、どうしても危機感を持ちにくいもの。だからこそ、私は「このままだと将来どうなるか」というリスクを、曖昧にせず具体的にお伝えします。起こりうる未来を正しく理解していただくことが、患者様の10年後、20年後の健康を守るために不可欠だと考えています。

先生が診療するうえで大切にしていることを教えてください。

私が診療において最も大切にしているのは、患者様一人ひとりの心と生活に寄り添うことです。治療において「ダメ」と頭ごなしに否定したり、叱ったりすることはありません。病気とうまく付き合う方法を提案しています。

なかなか生活習慣を変えられない患者様に接する際に心がけていることはなんでしょうか?

患者様の生活背景を深く理解することですね。なぜなら、お仕事や家族構成によって、できる努力とできない努力があるから。その方のライフスタイルの中で無理なく実践できる具体的なアドバイスを行う。医学的な正論を押し付けるのではなく、患者様と共に考え、歩んでいくパートナーでありたいと考えています。

菊池内科医院では糖尿病治療の基本として食事療法と運動療法を重視していらっしゃいます。

食事と運動は、糖尿病治療における土台です。どんなに良い薬を使ったとしても、基礎がしっかりしていなければ効果は十分に発揮されません。基礎の部分を重視しているからこそ、管理栄養士と医師が連携した食事療法や日常に取り入れて継続しやすい運動療法に力を入れています。

食事療法や運動療法による生活習慣の改善において、印象的な患者様とのエピソードがあればお教えください。

劇的に何かが変わるというよりも、何度も繰り返し対話を重ねることで、少しずつ行動変容に繋がっていくケースが多いですね。患者様のライフスタイルによって、できる対策は全く異なります。 例えば、一人暮らしで料理をしない方に「バランスの良い手料理を」と指導してもそれは無理というもの。その方の環境の中で、現実的に実践できることを提案し、粘り強く話し合う姿勢を崩さないようにしています。

食事療法や運動療法による生活習慣の改善において、印象的な患者様とのエピソードがあればお教えください。

薬物療法については、どのようなお考えをお持ちですか?

薬物療法は「最後の手段」ではなく、大切な臓器を守るための「早期介入手段」。治療を先延ばしにして膵臓を疲弊させるよりも、早期に薬を使って休ませることで本来の機能を長く温存できるのです。また、現在はSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬など、合併症予防に優れた薬も登場していますので、これらを活用して将来的な合併症を減らすことを目指すための前向きな治療を行っていきたいですね。

地域医療への取り組みについて教えてください。

「糸島市糖尿病性腎症重症化予防プログラム」に糖尿病専門医の立場で関わっています。これは糸島市、医師会、歯科医師会、薬剤師会が連携し、糖尿病が悪化して透析が必要になる患者様を減らそうというプロジェクト。糖尿病が悪化すると人工透析をはじめとした腎代替療法が必要になりますが、そうなる前に地域全体で患者様をサポートし、重症化を防ぐ仕組みづくりに力を入れています。

地域医療への取り組みについて教えてください。

それでは最後に患者様へメッセージをお願いします。

糖尿病は、自覚症状がないまま進行してしまうことがある病気です。しかし、早期に発見し、適切な治療を続ければ、健康な人と同じように生活を送ることができます。

「病院に行くのは怖い」「怒られるんじゃないか」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちは患者様を責めることはしません。一緒に病気と向き合い、より良い未来を作っていくパートナーとして、どんなことでも相談していただきたいと思っています。

健康診断で異常を指摘された方や、少しでも気になる症状がある方は、ぜひ早めに受診してください。