糖尿病の初期症状は「無症状」が多い?
糖尿病の最も厄介な点は、初期段階では自覚症状がほとんどないということ。血糖値が少し高いくらいでは体は悲鳴を上げませんが、水面下では血管が糖分によって傷つけられ、動脈硬化が静かに、確実に進行しています。
そして、「喉が渇く」「痩せてきた」といった明らかな症状が出た時には、糖尿病は中等度〜重度まで進行しており、合併症の一歩手前まで来ていることが多いのです。
だからこそ、体の些細な変化を見逃さないことが大切。「年のせいかな?」「疲れているだけかな?」と思って見過ごしている症状が、もしかしたら糖尿病の警告信号かもしれません。
それ、糖尿病のサインかも…。こんなお悩みありませんか?
お悩み1:尿が泡立つ
トイレの後に便器を見ると、泡が消えずに残っている。こんなことに気づいたら、注意が必要です。健康な人の尿も勢いよく出れば泡立ちますが、すぐに消えてなくなります。しかし、きめ細かい泡がいつまでも残っている場合は、尿に糖が出ている「尿糖」または尿にタンパクが出ている「尿タンパク」の可能性が。どちらも高血糖によるものですので早急に尿検査を受ける必要があります。
お悩み2:足の傷が治りにくい
「靴擦れがいつまで経っても治らない」「足の小指をぶつけただけなのに、化膿してしまった」「足の裏に、ずっと紙が張り付いているような違和感がある」
これらは、糖尿病による「血流障害」と「神経障害」のサインです。高血糖の状態が続くと、足の末端の血管が詰まりやすくなって傷を治すための血液が届きにくくなるほか、免疫力低下で菌と戦う力も弱くなってしまいます。
そして何より怖いのは、神経麻痺で痛みを感じにくくなっていること。画鋲を踏んでも気づかず、そこから菌が入りあっという間に足が壊疽して切断しなければならない…というケースも決して稀ではありません。ただの傷と侮らず、足の異変を感じたらすぐにご相談ください。
お悩み3:血圧が高い
実は、糖尿病と高血圧は切っても切れない悪友のような関係。糖尿病の人が高血圧を併発すると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが健康な人の数倍に跳ね上がります。「血圧の薬を飲むほどではない」と自己判断せず、血糖と血圧、両方のコントロールが必要です。
インスリンの影響
肥満などでインスリンが効きにくくなると、体はインスリンを過剰に分泌します。インスリンには、腎臓で塩分を溜め込む作用があるため、血圧が上がってしまうのです。
血管の硬化
高血糖で血管が傷つき硬くなると(動脈硬化)、血液を流すのにより強い圧力が必要になり、血圧が上がります。
お悩み4:口渇・多飲・頻尿
糖尿病のお悩みのひとつに「水を飲んでも、すぐに喉がカラカラになる」「夜中に何度も喉が渇いて目が覚める」といったものがあります。これは、体が血液中の濃すぎる糖分を薄めようとして水分を欲している、典型的な高血糖症状。また、糖分を尿として外に出そうとするため、トイレの回数も極端に増えます。
喉が渇いたときの注意点は、ジュースやスポーツドリンク、甘い缶コーヒーなどを避けること。これらの飲み物には大量の砂糖が含まれているため、血糖値が急上昇して、さらに喉が渇く…という悪循環に陥ります。喉が渇いた時は、必ず水かお茶を飲むようにしてください。
お悩み5:食べているのに急に痩せてきた
一見、「食べて痩せるなんてラッキー」と思われるかもしれませんが、これは糖尿病の症状の中で最も危険なサインのひとつ。インスリンの働きが極端に悪くなり、食べた糖分をエネルギーとして取り込むことができなくなっているため、体がエネルギー不足(飢餓状態)と勘違いし、体についている脂肪や筋肉を分解してエネルギーに変え始めているのです。
1型糖尿病や重症化した2型糖尿病で見られるこの状態。放置すると、ケトン体という毒素が体内に溜まり、昏睡状態に陥るリスクがあります。インスリン補充など一刻も早い治療が必要です。
気になる症状がある方は早めの受診を
ここまで読んで、「自分に当てはまるかも…」とドキッとした項目はありませんでしたか?これらの症状が出ていても、すぐに適切な治療を始めれば、合併症の進行を食い止め、健康な人と変わらない生活を取り戻すことは十分に可能です。
「もしかして?」と思ったら、迷わずお電話ください。その一本の電話が、あなたの10年後の健康、そして命を守ることに繋がります。
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